グラヴィトンゲーマーズ第一章之弐〜ゲームスタート〜天
その時、少年・天空侍斗牙は迷っていた。

 この分かれ道をどう進むかというお決まりのパターンで…
 
「ううん、どうしようかなぁ、こっちにしようかなぁ、それともこっちにしようかなぁ…」

 斗牙が迷っているうちに装備を紹介!

   右手:果物ナイフ   左手:特になし  アクセサリー1:Gコール 
   体:レザーアーマー  頭:レザーヘルム アクセサリー2:特になし

   装備アヴィリティ:紅蓮の導きレベル0

さてさて、斗牙は道を選んだようです。

 悩んでいた斗牙の前に一匹の蝶が現れました。
 
「わぁ、かわいいなぁ…」

 あろうことか、斗牙はその蝶についていってしまったのだった。

 すると、突然、蝶は消え、斗牙の目の前には広大な砂漠が広がっていた。 

 今まで歩いていた森の姿も消えていた。

「―うそ…だよね」

 そのころサンジェルマン城城主の部屋ではサンドマンがディスプレイにうつ 
る斗牙をみながらグラスに注がれたワインを口にしていった。

「ほう、砂漠エリアにいきなりシフトするとは…改良の余地ありだな、
あとでテセラにでも社に連絡させておこう」

「この設定はさすがに無理があるわね」

 サンドマンの隣にいたエイジの姉であり、サンドマンの妻であり、リィルの義母であるアヤカがつぶやいた。

「だが、これくらいしなければフィールドの美がなくなってしまうからな、
 改良の余地はあるが、これはこの際仕方あるまい、斗牙が動くようだ」

現実世界での会話を知るわけもない斗牙はただ砂漠を突っ切っていった。

 まるで、どこぞやの知る人ぞ知るOVAのバカ見習い騎士みたく、斗牙は

 走り続けた。

 飲み食いもせず、いや、できるわけもなく、不眠不休で走り続けた。

 その速度、以前エイジが記録した城内逃亡速度タイのマッハ2!

「くぅぅ、朝になればまた熱くてたまらないよぉぉぉ、いまのうちにぃぃ!」
 
 戦闘モードといつもののほほんモードが入り混じった状態で走る!
 
 おお、斗牙よ、お前の明日は、東方は○くもえているぞぉぉぉ!!
 
 とある熱血キャラクターが叫びそうな勢いだった。
 
 そのまま走り続けるとそこには街が広がっていた。
 
 どうやら斗牙は助かったようだった。
 
と、思いきや、街を囲む壁から無数の兵隊が斗牙の周りを囲んだ。
 
 どの兵からも生気は感じられなかった。
 
 戦闘モードへ完全にシフトした斗牙がしばらく隊長らしき兵とにらみ合って

 いると、突然、兵の肩に取り付けられていたスピーカーらしきものから声が

 響いた。

 どうやらこの街の代表らしい。

「貴殿はわが国の領地に侵入しようとしている、これ以上進もうというのであ

 れば、われらは自衛権を行使する、すみやかに立…」

 その声が最後の言葉を言い終える前に斗牙は果物ナイフのメリットを最大限 
 に活かした戦法で、兵隊を倒していった。

「いつつ、むっつ、ななつ、やっつ!あ、エイジとの勝負に勝った」

 斗牙は3日ほど前、街のゲームセンターで体感サバイバルゲームをし、

 その勝負で格闘だけで倒した敵はエイジの7匹に対して、斗牙は6匹

 だったからだ。
 
 この戦いにより、出てきた兵隊は全滅、
 
 この街の代表は非常戦闘警戒態勢令を出した。
 
 斗牙はこの街の高官たちと兵隊たちを敵に回したのだった。

 が、戦いがおわり、いつもののほほんモードの斗牙に理解できたかは不明。

 その後、斗牙は異常なまで荒れ果てた街を歩いていた。
 
「あれ、なんでこんなんになってるんだろ?」

 そんなことをいいながら斗牙は空腹にたえて、レストランらしき建物を

 探し続けた。
 
 すると、斗牙はさびれてはいるが、明かりのついたパブをみつけた。

「いいにおいがするなぁ」
 
 斗牙はそのにおいにつられるまま、パブの中に足をふみいれた。

「いらっしゃいま…って、斗牙様!」

 そして出迎えに現れたのはなんとウェイトレスの制服に身を包んだ、

 エィナだった。

「あ、エィナ!エィナなのかい!?」

「はい!正真正銘のエィナです!!」

 この会話を聞いたこの店のマスターはエィナに話しかけた。

「エィナちゃん、お知り合い?」
 
 マスターの男は35歳くらいの中年だったが顔はなかなかよかった。 

「あ、はい、マスター、この間話ていた私がお仕えする方々のひとりです!」

エィナの言葉にマスターは笑顔で答えた。

 瞬間、斗牙の意識はホワイトアウトしていき倒れた。

「斗牙様!」

 エィナがあわててだきとめた。
 
 マスターもカウンターから出てきて、斗牙の脈をはかる、そして…

『ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ』

 斗牙のおなかが天高くなった。

「あはは、だいじょうぶだよ、たんなる過労ね、食事を用意しておくからね」 
「ありがとうございます!マスター!!」

「礼をいわれることはしてないわよ、あなたにくらべたらね」

そんな会話を聞いたのを最後に斗牙は完全に眠りに落ちた。
 
 


  ― 翌日 ―

斗牙はあたたかいベッドの上で目覚めた。
 
 いくつか補修した跡があるが品質を保っていた。

 加えて、こんなサービスのおかげだろうが…

「え、エィナ…?」

「―ふにゃ?  斗牙様、おはようございまぁす…むにゃむにゃ…」

 現実世界全国のメイドファンなら流血の海になるであろうシチュエーション 
 だった。

 普段から寝るときもメイド服で寝ているらしい。            

 いつもとは細部のディティールの違う、パジャマ姿で斗牙を抱くように
 
 寝ていた。

 エイジたちが見たらまずからかわれるか、暴走するだろうな

 と、信じられないくらい切れた思いで斗牙は一時間ほど動けなかったという。

 この後も、斗牙の冒険は続くがここはひとまず閉幕、つづく。





             第一章之弐〜ゲームスタート〜天   完



アケヤ
2005年01月09日(日) 17時26分03秒 公開
■この作品の著作権はアケヤさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
第一章二編、ようやくあげました。
今回は前回の読みづらさを解消できるようにと、気を配ってみましたがどうですか?
少しでも何か感じたら、かまわずケチつけてください。
(改善点も書いてくださいね)    
    
    超新米素人投稿人のアケヤでした。   

この作品の感想をお寄せください。
あいかわらず、発想のすばらしさを感じます。
だいぶ読みやすくなりました。
強いて言えば、「」のあとは必ず一行あけたほうがいいと思いますが……
まぁ、俺なんて素人どころか、このサイトで一番へたくそなSS作家だとおもう。
ので、あんま俺の言うことは間に受けないほうが……(汗汗

続き、楽しみにしています。
がんばってください
50 ちゃーくん ■2005-01-11 09:18:13 210.172.4.246
斗牙も立派になりましたね〜(ホロリ)。人間らしくなって、お父さん嬉しいよ!
斗牙とエィナはなんとなく絶対一番最初に互いに会う気がしてました。
10 tatsuaki ■2005-01-09 18:08:53 219.165.144.145
合計 60
お名前(必須) E-Mail(任意)
メッセージ


<<戻る
感想記事削除PASSWORD
PASSWORD 編集 削除